不動産業者は大変なんだと感じた時

不動産業者は大変なんだと感じた時

私のおじは地元で小さな不動産業をしていましたが・・・

私のおじは地元で小さな不動産業をしていましたが、その時、不動産業者は大変だといつも感じていました。
おじの時代は、今の時代のようにこぎれいな事務所を借りて、来店してきた客にインターネットで検索して、物件を紹介する時代では有りませんでした。

おじは一人で、任された物件を一軒一軒、監督に見て回り、空き家には妥当な家賃額をつけて、おじの店のドアの窓ガラスに張っていました。
それらは日常の仕事でしたが、私が特に大変だと感じたのは、警察から電話がかかってくる時でした。

それは、部屋での自殺者や夜逃げ、一人暮らしの孤独死などでした。
電話がかかってくると、おじが一人で駆けつけて、警察の要請に基づいて、部屋の鍵を開けるのです。
その時、異臭が立ち込めて、そして、今まで家賃を払いに来ていた人の姿がすでに変わっています。
人情派のおじは、そのひとりひとりを丁寧に、お預かりした連絡先から、ご家族を探して出して電話をかけ、来てあげるように説得していました。
そんな姿を見ると大変だと思いました。

そして、その後、また部屋をきれいにします。そのほかにも、滞納、水漏れ、鍵の落し物と、家に関する苦情はすべておじのところに電話がかかってきます。これらの業務を見て「不動産業者は大変だな」と私はいつも感じていました。
つまり、店子に何かあった時に特に大変だと思いましたが、おじに言わせるとそれが不動産屋なのだそうです。