不動産業者は大変なんだと感じた時

不動産業者は大変なんだと感じた時

私は、数年前住み換えをしました・・・(男性54歳)

私は、数年前住み換えをしました。
9年間住んだ家を売却することを前提に、新しく土地を求め、家を建てました。
家を2軒持つことはとてもできないので、高値で売却が前提での、少し無謀な売却を不動産業者にお願いしました。

ところが、そう簡単には売却できませんでした。
不動産業者は早く売却して、販促などの経費を節減したいがため、売主の私に希望売却額よりも1,000万円も安い売却額を提案してきました。
ここで、折れては元も子もないので、売主の希望価格で売却するよう全力を尽くすよう主張しました。
不動産業者はある程度相場には精通していますので、私の希望価格では売却は無理ですと主張しましたが、私は頑張って欲しいと要求しました。

半年後、不動産業者は、販促に努力してもまったく引き合いがないので、売却価格の値下げとリフォームを懇願してきました。
私もこのままでは、固定資産税はかかるし、年数が経つほどに不良債権となって、ますます値崩れしていく心配がありましたので、400万円の値下げと100万円での内装リフォームを行なうことで合意しました。

それでも、2年間まったく引き合いがなく、今度はこの2年の間に植栽が伸び放題になって、近所からもクレームが来るようになったのでなんとかしてほしいと不動産業者から懇願されました。
仕方なく、私自身で1ヶ月かけて植栽を短く剪定しました。

待てば海路の日和ありとはよくいったもので、剪定した途端に、念願の引き合いがあり、とんとん拍子で話が決まり、当初の希望売却価格よりは500万円ほど下がりましたが、それでも相場よりも500万円ほど高く売却することができました。

売買契約を締結したときの不動産業者の何ともいえぬ、ほっとして力が抜けて萎んだような姿を忘れることができません。不動産業者からは2年間本当に大変でしたとしみじみと語られました。
売買の3%が成功報酬ですので、相当の報酬が得られたとは思いますが、不動産業者の大変さが垣間見えた瞬間でした。